心肺蘇生法 No,3

気道確保
おでこを押さえてあごの骨の部分に指を当てて、鼻の穴が上を向くぐらいあご先をあげます。この方法を「頭部後屈顎先挙上法」といいます。
下の写真は人間の頭の部分の断面図です。赤く塗ってあるのが舌です。
●正常な状態

意識があり、舌は筋肉を緊張させて空気の通り道をふさがないようにしています。
●意識なし

上の写真のように意識がなくなってしまうと舌の緊張が緩んでしまい、重力で舌が下に下がって空気の通り道をふさいでしまいます。
その結果呼吸が停止してしまいます。
●気道確保

そこで空気の通り道を作るべく「気道確保」をするのです。


たったこれだけのことをするだけで呼吸が戻る人もいます。
意識がない場合、全身の筋肉の緊張が緩んでいるので、頭の重みで元に戻ってしまう(また空気の通り道がふさがれてしまう)のでしっかり持ったままにしておきましょう。
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